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藤 その2


久しぶりの筆遊び。藤のお花に見えるでしょうか?

祖母から教えてもらった筆遊び?言葉遊び?を

ご紹介しましょう

女学生時代の祖母は袴、ブーツに大きなリボンの髪飾り
大正デモクラシーを港町横浜ですごしたハイカラさんでした
日本舞踊や三味線も習っていたそうです
長唄の《藤娘》の一節に出てくる


〜 いとしと書いて藤の花 〜

 

書き方は、"い”を十(とう)と“し”を書くと藤の花が描けるのです

 

  さて、藤はマメ科のつる植物で、大きく分けて野田藤と山藤の2種類があり、つるの巻き方で見分けることができます


  写真でご紹介した野田藤は右巻きで、大阪市福島区のフジの名所野田から命名されました
  山藤は左巻きで、名のごとく山地に自生し、花房は短く20cmくらいです

 

  私たちは、藤の花を愛でることを楽しみにしていますが、日本最古の歴史書の古事記には、つるの部分が生活に欠かせないもので

  あったことが記されています
  つる皮から取れた繊維は家を作る材料や頑丈な綱として、衣服にも使われていました

  色の名称である藤色はとても高貴な人が身につける色とされました
  ところが喪服の色とされ藤衣(ふじごろも)と呼ばれたり。藤は「不治」と重なるからと忌み嫌われた時代もありました

 

  藤の甘く優しく漂う香りには、鎮静作用、抗酸化作用、そして抗ウイルス作用もあるとされています
  つる皮から作られた生薬は、気の上昇を抑え、血の巡りを整えることで頭痛、めまい、肩こりなどにも効果があるようです

  藤が満開の季節ですが、今年はみなさんお家で、"大人のお絵かき" ぜひ、「いとしと書いて・・・」
  書いてみられませんか?